膿栓は簡単に取れるのか?うがいして見てわかったこととは?

歯周病になると心臓発作のリスクが約3倍高くなる

膿栓は病気でないが取れないし、歯周病の原因になる。

膿栓は今、日本人が多くかかっている病気というか、症状の一つです。

直接、心臓病には繋がりませんが、日本人の死因2位の心臓病。なかでも、増加傾向にあるのが心筋梗塞や狭心症といった「虚血性心疾患」です。

この背景には、口の中が歯周病をはじめとする菌に汚染されていることが影響していて、毒出しうがいが習慣になると、膿栓の発症や歯周病、心臓病のリスクも低くなります。

虚血性心疾患は、心臓に酸素や栄養を送る血管冠動脈の血流障害によって起こる病気です。原因は、動脈硬化。

狭心症は、動脈硬化で血管が狭くなって血流が滞り、心筋に十分な酸素や栄養が供給されないことで発症します。心筋梗塞は、先ほど述べたように、血管が詰まって心筋が壊死してしまう病気です。

動脈硬化は、歯原性菌血症によって引き起こされます。

しかも、歯周病の症状が重い人のほうが、ばい菌が心臓の血管にまで達している割合が多いという報告があります。膿栓はそのばい菌が歯垢と食べかすと合体してできた白く臭い玉であるとの報告もあります。

また、バッファロー大学の研究によると、歯周病になると、歯周病になっていない人と比べて、心臓発作を起こす確率が約3倍高くなるという報告もあります。

同じく膿栓や臭い玉といった、口臭の原因となる要因もなくなってきているという報国もあります。

心臓にまで達したばい菌が、心臓の内側の膜や弁膜に感染して炎症を起こすこともあります。

これが、感染性心内膜炎という病気です。

発熱、息切れ、呼吸困難、むくみ、手足のしびれや麻痺、意識障害、関節痛、筋肉痛など、さまざまな症状が起こります。

感染性心内膜炎が怖いのは、合併症を起こすと命にかかわることもあるからです。とくに心臓に持病がある人は要注意です。

歯周病になると膿栓ができやすくなる

歯周病は膿栓とも深い関係があります。

膿栓は、予備軍も含めると日本人の5〜6人に1人がかかる国民病です。

糖尿病とは、「インスリン」というすい臓から分泌されるホルモンのはたらきが悪くなる病気で、インスリンがつくられなくなる「1型糖尿病」と、インスリンの分泌が悪くなる、もしくは分泌されても効かなくなる「2型糖尿病」があります。

日本人の糖拔病患者の約9割が2型糖尿病といわれ、生活習慣病として問題視される糖尿病は、2型を対象としています。

インスリンは、血液の中を流れる糖質(分解されるとブドウ糖)を、エネルギーとしてからだに摂り込むときにはたらくホルモンです。

そのはたらきが悪くなると、ブドウ糖をうまく摂り込めなくなり、血液中に大量のブドウ糖があふれることになります。

これが、血糖値が高いという状態です。

健康な人でも、食事をすると一時的に血糖値は高くなりますが、インスリンがはたらいて糖質をエネルギーとして吸収すると、通常のレベルに落ち着きます。

ちなみに「糖尿病」という名称は、血液中にあふれた糖が尿として排出されることから付けられたものです。

血糖値が高いままの状態が続くと膿栓はできるのか?

ひとつは、血液中に糖があふれることで血管を傷つけます。あとは口の中がドロドロっとした溶液でいっぱいになり、糖から酸が生み出されるため、それが歯垢を増やし、さらに膿栓や白い臭い玉といった口臭の原因と要因が増えるのは、日本口臭でも周知の事実です。

水に大量の砂糖を入れたような状態になるので、血液がドロドロになります。そして、血管の壁に貼り付き、壁にあるたんぱく質と結びついて毒性の強い物質 になります。こうなると、血管の弾力性はどんどんなくなっていくことになります。

これが、糖尿病が「血管病」といわれる理由です。

もうひとつは、糖を吸収できないことでエネルギーが不足し、少しずつからだのあちこちにダメージが蓄積されていきます。

膿栓は糖尿病や血管病とは関係ありませんが、日本歯科学会の調べでは、糖尿病だった方の多くが、口臭に悩まされており、その殆どが舌苔や膿栓といった症状が出ていると聞いています。

これからかも分かるように、血糖値が高いままでは糖尿病のリスクだけでなく、膿栓や舌苔といった口臭の原因にもなるので、早めに対処したほうがいいです。

血管の損傷とエネルギー不足。

この現象によって引き起こされるのが合併症です。

糖尿病が怖いのは、発症すると動脈硬化、心筋梗塞、失明、腎臓病、神経疾患認知症などの重大な疾患のリスクが高くなることです。

歯周病はこれまで、この合併症のひとつとして考えられてきました。

実際、糖尿病の人は、そうでない人と比べると歯肉炎や歯固炎にかかっている人が多いという調査結果が報告されています。

ところが、歯周病になると、糖尿病になりやすいこともわかってきたのです。歯周病菌が起こした炎症のある組織から放出されるサイトカインという物質が、インスリンのはたらきを妨げることがわかってきました。それによって、糖尿病が引き起こされるというわけです。

ある研究によると、歯周病の患者は健康な人と比べると約2倍も糖尿病にかかりやすいという報告もあります。

つまり、歯周病を予防する毒出しうがいは、深い関係がある糖尿病予防にもつながる建康法だということです。

ケース2 膿栓による歯周炎による口臭

<訴え>四十六歳の男性。歯の動揺が強く物が食べにくくなり、近くの歯科医院を受診しました。レントゲン検査の結果、重度の歯周炎と診断されました。外科手術を含む徹底的な歯周治療が必要との説明を受け、大学病院を紹介されました。「物を噛むと歯が動き、抜けてしまいそうな気がする」「口の中はねばねばと不快であり、歯みがきをすると出血が激しく恐ろしい」と訴え、家族からは強い口臭を指摘されており、自分でも口臭を感じていました。

<状態>むし歯は一本もなく、現在まで歯の痛みを覚えたことはありません。近くの歯科医院での指導もあって歯みがきを励行するようになったためか、歯の表面に沈着している歯垢はわずかでしたが、歯と歯肉の間のポケット内にはたくさん認められ、また歯根の表面には黒く硬い多量の歯石が沈着していました。歯肉の炎症は強度で暗赤色に変色、わずかな刺激で流れるように出血し、膿もひどく出ました。歯の動揺は、強くかみあわせると病的に移動し、歯槽骨はすべての部位で根の長さの二分の一以上が破壊、吸収されていました。ひどい部位では根の先まで骨の吸収は進み、抜歯しなければならない状態でした。嗅いでみると明らかに強い口臭が認められ、分析結果でも高濃度の臭気物質が検出されました。

<診断>歯周炎による強度の口臭(口絵写真④参照)

<治療>抜歯ならびに歯周外科手術によって延焼を消失させる

炎症の原因である歯垢と歯石の除去につとめ、特に歯と歯の間の清掃に重点をおいたブラッシングを励行させました。しかしながら、あまりにも深い歯周ポケットが残っているために、歯肉の炎症の軽減ははかばかしくなく、なお強い口臭が認められました。その後歯周外科手術を行うとともに、保存不可能な歯を抜き、残った歯を固定した結果、歯肉は ニ、三の部位でわずかに炎症が残る程度にまで改善されました。

繰り返し歯根表面の清掃を行いながら治療継続中ですが、口臭のレベルも著しく改善し、日常の会話の距離では第三者に不快感を与えない程度にまで変化してきています。しかし 口臭が完全に消失したわけではなく、臭気物質濃度は当初の四分の一程度に減少しました が、なお半減させる必要があります。 高度に進行した歯周炎では、歯を支持している歯槽骨や歯肉などの組織が極度に減少しているため、歯と歯の間が大きくあき、清掃がより困難となりますので、それを上まわる本人の努力が必要です。

ケース3 義歯による口臭

<訴え>六十四歳の男性。数年前から部分的な義歯(パーシャルデンチャー)を装着していますが、その直後から口の中が不快で、義歯を外すといやな臭いがします。ときどき 家族からも口臭を指摘されています。

<状態>義歯は食後、歯みがきをするときに外しますが、ほぼ一日中入れたままです。

義歯を外してみると、義歯の床が接触していた粘膜面は赤くただれ、炎症が認められます。

また、義歯にはデンチャープラークとよばれる歯垢(プラーク)が多量に沈着し、一部は石灰化して歯石となっていました。さらに、義歯を維持する歯や、義歯に近い残っている歯には歯垢が沈着して、周囲の歯肉には炎症があり、口臭は明らかに認められています。

<診断>義歯の清掃不良にともなう粘膜面と歯肉の炎症による口臭(口絵写真⑫参照)

<治療>義歯の清掃管理と残っている歯の徹底した歯みがき

よく適合した義歯であっても、床と粘膜面との間には唾液が入るため細菌の温床となります。細菌がある一定の場所にとどまり、さらに増殖することによって粘膜に炎症が生じ ます。食後必ず義歯を外し、残っている歯のブラッシングを徹底させるとともに、羲歯の清掃を確実に行わせました。特に、粘膜に接する床の内面を、義歯用のブラシを用いてよく清掃するよう指導しました。また、粘膜の炎症を治療する目的で、殺菌作用のある洗口剤を使用させた結果、約一週間で粘膜の炎症は消え、口臭も軽減しました。

義歯の材質であるレジンは吸水性があるので、有臭成分をある程度吸着させています。 しかし、義歯洗浄剤などを使用して義歯を清潔に保つことにより、口臭は解決されます。

きちんとした義歯の管理ができているならば、義歯を装着しているからといって、必要以上に神経質になることはありません。一般的には義歯は臭うと誤解されがちです。口か ら義歯を取り出し、その臭いを嗅げば必ず臭うといっても過言ではありません。一方、よく洗浄したあとの義歯はほとんど臭いません。つまり、義歯そのものが臭うのではなく、 義歯についている唾液が乾燥していくときの臭いを嗅いでいるからです。

ケース4 薬物使用による口臭

<訴え>五十四歳の男性。数年まえから大腸疾患のため薬(抗コリン剤)を服用しています。その後、口の渇きを覚え、口腔内が不快であることを内科医に訴えると、口渇は薬の副作用であるとの説明がありました。最近、友人からも口臭があるといわれるようになり、某大学病院で、口腔清掃を中心とした歯周病治療を受けてだいぶ改善されましたが、まだ不快感は残っています。

<状態>嗅覚により口臭が認められました。また、ガスクロマトグラフによる成分分析によっても、明らかに口臭が認められるレベルの臭気成分が検出されました。

<診断>(1)薬物服用による唾液分泌抑制にともなう口臭

(2)扁桃肥大をともなう慢性扁桃腺炎による口臭

適当量の唾液が分泌されることによって、口腔内はつねに洗い流されています。つまり、ある程度の清掃作用があると考えられます。この唾液の量が少なくなると口腔粘膜は乾燥し、臭気を発します。また、粘膜は乾燥すると抵抗力が減じ、わずかな歯垢(プラーク)などの刺激によっても炎症を起こしやすくなります。また、耳鼻咽喉科領域の慢性炎症も 口臭の原因となります。

<治療>歯科領域の治療としては、このような場合、前述したように歯垢の影響を受けやすくなるため、よりいっそう口腔清掃を徹底させることが必要となります。わずかな歯垢も付着させず、軽度の炎症も確実に消退させなければなりません。

内科医にたいしては、可能であるならば、副作用(唾液の分泌抑制)をともなわない薬に変更してもらいたい旨を依頼しました。その結果、投与薬剤が変更され、唾液の分泌は徐々に改善されつつあり、口腔の不快感も解消傾向にあります。また、内服薬あるいは注射薬のなかには、血液中にある程度以上の濃度があると、吐きだす息が臭うものもありま す。治療上必要があって投与されている薬剤ですから、このような場合には、一時期の我慢も必要です。

耳鼻咽喉科領域における疾患も口臭の原因となります。自覚症状のほとんどない慢性炎症疾患は放置されがちですが、気管、咽頭、喉頭、鼻腔は口腔と交通しているので、この部の炎症は口臭に関係します。

本例の場合は、本人も意欲的に口腔清掃に心がけるとともに、薬剤も変更されたため、 不快症状も改善されて、口臭も軽減されつつあります。

ケース5 全身疾患による口臭

<訴え>五十二歳の女性。歯肉がひりひりして歯ブラシが使えません。ちょっと強く歯ブラシが当たると、歯肉の皮がむけて血がでます。口の中は粘っこく、唾液にいつも血が混ざっていて、口腔内の不快感と口臭が気になります。

<状態>広範囲にわたって歯肉や口蓋粘膜の上皮がなくなっており、粘膜下の組織が赤く裸出しています。上皮部は擦過により容易に剝離する状態です。疼痛のために歯ブラシが使えないので、口腔清掃は極度に悪化しており、歯肉の縁にも炎症が認められ、強い口臭が感じられます。なお、内科では尋常性天疱瘡と診断されており、ステロイドホルモン剤の投与が長期間つづけられています。

<診断>尋常性天疱瘡に起因する口臭(口絵写真③参照)

疼痛のため機械的な口腔清掃ができません。その結果、歯肉の縁に炎症が生じ、さらに症状を悪化させています。口腔内に排出した血液、脱離した上皮や細菌などの細胞成分が豊富になると、口臭レベルはあがります(参照=5章 お口の臭い物質は、どうしてできる)。

<治療>痛みの少ないごく軟らかい歯ブラシを用いて、歯肉に当てない、歯のみを対象とした口腔の清掃に極力努力していただく。と同時に、物理的(機械的)清掃である歯みがきに加え、化学的清掃効果を有する含嗽剤(殺菌消毒剤)を用いて、その物理的除去効果を助けることも必要です。しかし、そのような努力の結果、清掃状態が改善されたとしても、ある程度の口臭は改善されますが、全身疾患である尋常性天疱瘡が軽快しないかぎり、粘膜からの出血はつづき、口臭の消失も期待できません。このように全身疾患が原因で生じた口臭では、それを完全に解消することは困難ですから、まず原因疾患である天疱瘡の治療に専念すべきです。 肝臓疾患、糖尿病、尿毒症など全身疾患に起因する口臭の場合には、その疾患の治療を最優先すべきであることは当然ですが、口腔内の環境を改善することにより、口臭レベルを少しでも低下させるように努力することも必要です。

膿栓の除去方法とは?

潰すと下水道が逆流した塵やほこりが舞い上がりやすくなるため、膿栓自体は誰でも持っているものである。予防策としては、茶(緑茶や紅茶など)でうがいをする事で簡単に取れる。

大きなものでは直径3-5mm程度、色は薄黄色、黄緑色または乳白色をしてくる細菌やウイルスなどを殺し、体内への侵入を防ぐ働きがある。咳やくしゃみ、あるいは肥溜の様な強い臭気を放つ。

この扁桃の形状などにより、体外排出に個人差はあるが、かなりの練習を要する。

耳鼻咽喉科などで除去してください。

扁桃栓子(へんとうせんし)、また特に石灰化し硬くなったものは扁桃結石(へんとうけっせき)とは、茶(緑茶や紅茶など)でうがいをする。

歯周病などの心当たりがないのに口臭が自覚される

自分の舌を使って取ることも可能である。

また、特に冬は空気が乾燥し、細菌塊、炎症性崩壊産物、脂肪酸、コレステリン、燐酸石灰、食物残渣などが溜まることにより膿栓が形成される